・自由で開かれたインド太平洋
日本政府が主導する「自由で開かれたインド太平洋」戦略を実現させるべく、2つの海の中心に位置するASEANの連結性を高める機能になる東西経済回廊と南部経済回廊。
その南部経済回廊の西側の出入り口になるダウェー。
このダウェー開発なくして、南部経済回廊の完成は困難である。
現状、ダウェーには、東南アジア最大の工業団地になるダウェーSEZ(特別経済特区)の開発プロジェクト、
ダウェー深海港の開発プロジェクト等の計画がされており、今後開発が進んでいけば、ダウェーは一気に国際都市へ変貌を遂げていきます。
ダウェー開発の第一歩である、タイとミャンマーの国境ティキとダウェーSEZ間の道路工事はすでに開始されており、
タイ政府の45億バーツ借款による2車線のアスファルト道路へのアップデート工事は2023年完了予定になっています。
道路が完成するとティキ経由でのダウェーとバンコク間が約4時間半で往き来が可能になります。
今後、経済発展、大幅な人口増加が予想されるダウェーには日本政府が無償で提供する26.65億円でのダウェー総合病院のアップデートプロジェクトもあります。
・観光
2019年12月にタニンダリー管区ベイ市にて「TANINTHARYI REGION INVESTMENT FORUM2019(タニンダリー管区投資フォーラム2019)」が開催され、その中でも観光投資関連の説明に多くの時間が割かれました。
ミャンマー全体でも外国人観光客は急増しており、その中でもまだ未開拓地域の多いタニンダリー管区ダウェー市では、今年からJICAが主催する観光開発に関する調査も始まります。
ダウェーはもとよりタニンダリー管区には美しい海や手付かずのビーチ等が多々あります。
アジア最後の秘境ともいえるタニンダリー管区は、この数年でアジア有数観光地に変貌でも発展していく可能性を秘めています。
タニンダリー管区としても観光はメインプロジェクトの一つとして注力していきますので今後、観光産業での発展も大きく期待できます。


